過酷な現場で使用される防音カバーとしての機能を最大限に発揮するために、まず素材開発に力を注ぎました。
研究・テストを重ねる中で、天然ゴムとジエン系合成ゴムを最適比率で配合することで、防音性、弾性、耐久性、加工面において優れた性能を発揮することが判明。さらに、補強剤や充填剤、老化防止剤などを加えることで、ゴムの弱点でもある日光や油などに対し耐候性、耐油性を向上させた防音カバーに最適な品質の良いゴム素材の開発に成功しました。
以下に防音カバー「富士ZET」の、①ゴム素材について、②金型について、③製品の加工工程を紹介しています。
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この「富士ZET」の防音カバー本体ができるのに、次のような工程を経ています。
まず、天然ゴムと合成ゴムの原料を最適比率で素練り・混練りの混合工程を行います。その混練されたゴムを、圧延・抽出工程を経て、加工しやすい大きさに裁断します。その一定の大きさに裁断されたゴム素材を、プレス成型・加硫加工をし、検品作業を経て「富士ZET」の防音カバーが作られています。 ここでは、プレス成型・加硫工程を紹介しています。加硫とは、ゴムに熱を加え、加硫(架橋)反応や接着反応を起こさせ、ゴム弾性を有するゴム製品を得る工程です。ゴム製品の製造上の、最終工程であるとともに、最も重要な工程です。
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